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引用元:涙が出るほどいい話 2粒目
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/healing/1098118467/
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632: 癒されたい名無しさん 05/02/11 18:06:18 ID:dglv0YPY
ちょっとした思い出書かせて下さい・・・。
私の通っていた小学校は周りが山に囲まれていたこともあってか、
野良犬や野良猫の姿をよく見かけた。
ある日、一匹の小さな子犬が捨てられているのを見つけた。
生まれて2ヶ月くらいの、本当に小さくてフワフワの毛の子犬。
ふらふらと山から校内にまで歩いてきたのか、少し弱っているようだった。
子供ながらに誰がこんなかわいい子犬を捨てたのか、と憤りを感じずにはいられなかった。
どうにか先生に頼み込んで、子犬はしばらく教室の隅っこで飼われることになった。
給食のパンや牛乳をあげ、クラスみんなでかわいがり、子犬はすくすく育っていた。
何日か過ぎ、先生から子犬もいつかは成犬へと育ってしまう、
このままクラスで飼い続けるわけにはいかないと伝えられた。
クラス、小学校内で誰か飼える人はいないかと必死に探した。
でも飼ってくれる人は一向に見つからず、このままでは保健所に送られるかもしれない、
という噂が流れ始めていた。
私は絶対にそれだけはだめだと思い、できる限りの友達を集め、
交代でそれぞれの家でかくまうことに決めた。もちろんみんな親には内緒で。
この時みんなで子犬をコンと名づけた。鼻の辺りの毛だけが黒っぽくてキツネに似ていたからだ。
計画は順調に進み、親に見つかることもなくそれぞれの家で子犬を交代で面倒見ていた。
コンは自分が捨て犬であり、わがままを言ってはいけないこと悟っていたかのように、
くんともなかず、時にクローゼットの中、時に押入れの中でも大人しくしていた。
絶対バレないと思っていた。
しかし、一瞬にして計画はつぶされた。
一人の友人の祖父が子犬を見つけ私たちの計画に気付き、保健所に連れていくと言い出したのだ。
その時コンはただみんなに囲まれて小さな尻尾を振って喜んでいた。
私の通っていた小学校は周りが山に囲まれていたこともあってか、
野良犬や野良猫の姿をよく見かけた。
ある日、一匹の小さな子犬が捨てられているのを見つけた。
生まれて2ヶ月くらいの、本当に小さくてフワフワの毛の子犬。
ふらふらと山から校内にまで歩いてきたのか、少し弱っているようだった。
子供ながらに誰がこんなかわいい子犬を捨てたのか、と憤りを感じずにはいられなかった。
どうにか先生に頼み込んで、子犬はしばらく教室の隅っこで飼われることになった。
給食のパンや牛乳をあげ、クラスみんなでかわいがり、子犬はすくすく育っていた。
何日か過ぎ、先生から子犬もいつかは成犬へと育ってしまう、
このままクラスで飼い続けるわけにはいかないと伝えられた。
クラス、小学校内で誰か飼える人はいないかと必死に探した。
でも飼ってくれる人は一向に見つからず、このままでは保健所に送られるかもしれない、
という噂が流れ始めていた。
私は絶対にそれだけはだめだと思い、できる限りの友達を集め、
交代でそれぞれの家でかくまうことに決めた。もちろんみんな親には内緒で。
この時みんなで子犬をコンと名づけた。鼻の辺りの毛だけが黒っぽくてキツネに似ていたからだ。
計画は順調に進み、親に見つかることもなくそれぞれの家で子犬を交代で面倒見ていた。
コンは自分が捨て犬であり、わがままを言ってはいけないこと悟っていたかのように、
くんともなかず、時にクローゼットの中、時に押入れの中でも大人しくしていた。
絶対バレないと思っていた。
しかし、一瞬にして計画はつぶされた。
一人の友人の祖父が子犬を見つけ私たちの計画に気付き、保健所に連れていくと言い出したのだ。
その時コンはただみんなに囲まれて小さな尻尾を振って喜んでいた。
633: 632 05/02/11 18:31:56 ID:dglv0YPY
続き
その当時小学校低学年だった私も友人たちも、コンが保健所に送られれば
その後どういう運命を辿るかは分かっていた。
私は大泣きして、友人の祖父に怒りをブチ撒けた。
大の大人がそんな決断をしていいのか!命をそんな無責任に扱っていいのか!
友人の祖父はその後、私の親にどういう育て方をしたのかと苦情を言いにやって来た。
そんなことはもうどうでもよかった。ただ小さなコンの命を救いたかった。
結局友人が飼うとウソをつき、今度は近所にある空家の庭の隅にダンボールで敷居を作り
かくまうことにした。毎日えさをあげに行った。いらなくなった毛布も持っていった。
歯が生えてきたコンは私のいらなくなったサンダルを気に入って、よく噛んでいた。
季節はすでに冬。外はすごい寒かった。
私は毎晩コンのことが気になって眠れなくなっていた。
友人たちはいつの間にか一回失敗した計画によって、もうコンから気が離れていた。
コンを守れるのは私しかいない、と思っていた。
特に冷え込んだ日の夜。
私はいてもたってもいられなくなり、夜中にコンの様子をそっと見に行くことにした。
真っ暗で怖かったけど、コンが真っ暗の中凍えている姿を考えると
自分の怖さなんて吹っ飛んだ。
コンはダンボールの隅に毛布の上で丸まって震えていた。
"コン"と呼ぶと、びっくりした表情で私の顔を見上げた。"どうしたの?"と問うような目で。
いつも夜淋しいのを我慢して寝ていたのかな、と考えると涙が溢れてきた。
私はとっさにコンを家に連れて帰ることに決めた。親が何を言おうと飼おうと思った。
でもコンはもう拾った当時の小さなコンではない。
少し成長して、抱っこして家まで帰るのは自分の力では無理だった。
その当時小学校低学年だった私も友人たちも、コンが保健所に送られれば
その後どういう運命を辿るかは分かっていた。
私は大泣きして、友人の祖父に怒りをブチ撒けた。
大の大人がそんな決断をしていいのか!命をそんな無責任に扱っていいのか!
友人の祖父はその後、私の親にどういう育て方をしたのかと苦情を言いにやって来た。
そんなことはもうどうでもよかった。ただ小さなコンの命を救いたかった。
結局友人が飼うとウソをつき、今度は近所にある空家の庭の隅にダンボールで敷居を作り
かくまうことにした。毎日えさをあげに行った。いらなくなった毛布も持っていった。
歯が生えてきたコンは私のいらなくなったサンダルを気に入って、よく噛んでいた。
季節はすでに冬。外はすごい寒かった。
私は毎晩コンのことが気になって眠れなくなっていた。
友人たちはいつの間にか一回失敗した計画によって、もうコンから気が離れていた。
コンを守れるのは私しかいない、と思っていた。
特に冷え込んだ日の夜。
私はいてもたってもいられなくなり、夜中にコンの様子をそっと見に行くことにした。
真っ暗で怖かったけど、コンが真っ暗の中凍えている姿を考えると
自分の怖さなんて吹っ飛んだ。
コンはダンボールの隅に毛布の上で丸まって震えていた。
"コン"と呼ぶと、びっくりした表情で私の顔を見上げた。"どうしたの?"と問うような目で。
いつも夜淋しいのを我慢して寝ていたのかな、と考えると涙が溢れてきた。
私はとっさにコンを家に連れて帰ることに決めた。親が何を言おうと飼おうと思った。
でもコンはもう拾った当時の小さなコンではない。
少し成長して、抱っこして家まで帰るのは自分の力では無理だった。
635: 632 05/02/11 19:14:31 ID:dglv0YPY
続き2
私は一端家に帰り、兄をそっと起こした。高学年の兄ならコンを運べると思ったのだ。
私は兄にコンのこと、今の状況を伝え、連れてきてほしいと頼み込んだ。
なぜか兄は誰よりも協力的で、なんでもっと早く連れてこなかったのか、
と言ってきた。
真っ暗の中、兄と一緒にまた空家まで行き、兄がコンを抱きかかえて家に向かった。
その時の兄の後姿がものすごくたくましく見えたのを今でも覚えている。
とりあえずコンを家の玄関の中に結びつけ、朝を迎えた。
コンは飼ってもらえると察したのか、ものすごく喜んで尻尾を振っていた。
しかし案の定、親には猛反対され、そして兄と私は勝手なことをしたと怒られた。
私は学校に行かなければならなかったので、庭の物干しにコンの紐を結びつけて学校に行った。
庭でコンが淋しそうな声でないていたのをはっきりと覚えている。
紐が千切れんばかりに私に必死に付いてこようとしていた。
授業中もコンのことが気になって集中できなかった。
コンはちゃんと餌食べてるかな、お気に入りのサンダル置いておくのを忘れたな、など。
学校が終わって、一目散に家に帰るとそこにコンの姿はなかった。
千切れた紐が物干しに繋がれたままだった。
お母さんにコンのことを聞くと、朝は確かに庭にいたけどその後は知らないという。
車に轢かれたかもしれない、知らない人についていったかもしれない、いろいろな不安が頭をよぎった。
空家にも慌てて見に行ったが、そこにはぼろぼろのサンダルが残されているだけだった。
何がなんだか分からなくなった。どうすればいいかわからなくなった。
そこに近所のおばさんがやってきて私に言った、
"そういえば○○ちゃんが学校から帰ってくるほんのさっきまで、
小さな犬がずっと家の前にいたのよ。もう朝からずーっと。しきりに何かを待ってる様子で。"
小さなコンが家の前でお座りしている姿が目に浮かんだ。そして最後に聞いたコンのなき声が耳に響いた。
私はその場で声をあげて泣いた。涙が溢れでた。心の中でコンに何度も謝った。
"何もしてあげられなくてごめん、一人ぼっちで寂しい思いさせてごめん”
その夜コンが帰ってくるかもしれないと玄関にダンボールを置いておいたが、コンは戻らなかった。
数年が経ち、友達の家の近くにあのコンの面影のある犬がいる、と聞いた。
気になって様子を見に行ってみた。柵に囲まれた大きな家。
柵の隙間から少し庭を覗くと、コンと毛の色もそっくりの犬と中学生くらいの男の子が遊んでいた。
あの犬がコンであるかどうかは分からない、でも私はコンであることを心から願った。
寂しい思いをしてきたのだから、きっと今は愛情をたっぷり注がれていることを願う。
コンにそっくりの子犬の写真、思わず買って机に飾ってるよ。ごめんね、コン。
勢いのあまり長文になってしまいました。
それほど感動じゃないかもですが、私は今でも思い出すと涙がでてきてしまいます。
これ以上コンのような寂しい思いをする犬、猫、その他の動物たちが増えないことを心から祈ります。
私は一端家に帰り、兄をそっと起こした。高学年の兄ならコンを運べると思ったのだ。
私は兄にコンのこと、今の状況を伝え、連れてきてほしいと頼み込んだ。
なぜか兄は誰よりも協力的で、なんでもっと早く連れてこなかったのか、
と言ってきた。
真っ暗の中、兄と一緒にまた空家まで行き、兄がコンを抱きかかえて家に向かった。
その時の兄の後姿がものすごくたくましく見えたのを今でも覚えている。
とりあえずコンを家の玄関の中に結びつけ、朝を迎えた。
コンは飼ってもらえると察したのか、ものすごく喜んで尻尾を振っていた。
しかし案の定、親には猛反対され、そして兄と私は勝手なことをしたと怒られた。
私は学校に行かなければならなかったので、庭の物干しにコンの紐を結びつけて学校に行った。
庭でコンが淋しそうな声でないていたのをはっきりと覚えている。
紐が千切れんばかりに私に必死に付いてこようとしていた。
授業中もコンのことが気になって集中できなかった。
コンはちゃんと餌食べてるかな、お気に入りのサンダル置いておくのを忘れたな、など。
学校が終わって、一目散に家に帰るとそこにコンの姿はなかった。
千切れた紐が物干しに繋がれたままだった。
お母さんにコンのことを聞くと、朝は確かに庭にいたけどその後は知らないという。
車に轢かれたかもしれない、知らない人についていったかもしれない、いろいろな不安が頭をよぎった。
空家にも慌てて見に行ったが、そこにはぼろぼろのサンダルが残されているだけだった。
何がなんだか分からなくなった。どうすればいいかわからなくなった。
そこに近所のおばさんがやってきて私に言った、
"そういえば○○ちゃんが学校から帰ってくるほんのさっきまで、
小さな犬がずっと家の前にいたのよ。もう朝からずーっと。しきりに何かを待ってる様子で。"
小さなコンが家の前でお座りしている姿が目に浮かんだ。そして最後に聞いたコンのなき声が耳に響いた。
私はその場で声をあげて泣いた。涙が溢れでた。心の中でコンに何度も謝った。
"何もしてあげられなくてごめん、一人ぼっちで寂しい思いさせてごめん”
その夜コンが帰ってくるかもしれないと玄関にダンボールを置いておいたが、コンは戻らなかった。
数年が経ち、友達の家の近くにあのコンの面影のある犬がいる、と聞いた。
気になって様子を見に行ってみた。柵に囲まれた大きな家。
柵の隙間から少し庭を覗くと、コンと毛の色もそっくりの犬と中学生くらいの男の子が遊んでいた。
あの犬がコンであるかどうかは分からない、でも私はコンであることを心から願った。
寂しい思いをしてきたのだから、きっと今は愛情をたっぷり注がれていることを願う。
コンにそっくりの子犬の写真、思わず買って机に飾ってるよ。ごめんね、コン。
勢いのあまり長文になってしまいました。
それほど感動じゃないかもですが、私は今でも思い出すと涙がでてきてしまいます。
これ以上コンのような寂しい思いをする犬、猫、その他の動物たちが増えないことを心から祈ります。
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