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引用元:今までにあった修羅場を語れ 8
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1382525715/

932: おさかなくわえた名無しさん 2013/11/12(火) 02:03:04.43 ID:WPqaRa0F
凄く小さな修羅場ではあるが、個人的には結構修羅場だった話。

俺は大学を卒業するまで実家で暮らしていた。
お袋はかなり仕事が忙しかったので、食事は主に親父と俺が作っていた。
昔からお袋は料理が苦手だったようで、
料理名は勿論のこと調味料や食材の名前も知らない物が結構あった。

しかし、お袋はたまに仕事帰りに買い物に行ってくれていた。
ある日の朝にお袋が「今日は余裕があるから買い物して帰る。何か買ってきてほしいものある?」と訊いてきたので、
俺はその頃料理の本でしばしば見かけた『オイスターソース』を買ってきてほしいと頼んだ。
案の定お袋はオイスターソースを知らず、何度か復唱していた。
面倒臭かったのかメモは取っていなかったな。

そしてその日、俺が大学の帰りにコンビニに入った時、
ケータイにお袋から電話がかかってきた。

お袋「何ソースを買ってきてほしいんだっけ?何とかターソース…。ウスターソース?」
俺「ウスじゃなくてオイスだよ。オイスターソース」
お袋「何?聞こえない。ウス?」
俺「ウスじゃなくて、オイス!」
お袋「オイスか!」
俺「そう。ウスじゃなくてオイス!」

と、かなり大き目の声で会話してしまった。
俺としては別に冗談を言っていたわけではないのだが(電話中は割と真剣だった)、
ふと気づいた時に、立ち読みしていたオッサン2人の驚いた視線が突き刺さってきて痛かった。
大学生の俺にとってはかなり恥ずかしい出来事だったわ。
一人で修羅場だった。





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