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引用元:今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その5
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1418642426/

183: 2014/12/26(金)11:30:54 ID:b0T
『カレーに醤油』が原因で所属していたサークルが真っ二つに別れてしまい、
以後冷戦状態のまま一度も全員集まって活動することがないまま卒業を迎えてしまった。

事の発端は彼女の家に遊びに行った時。
出されたカレーが、一口喰って無茶苦茶辛かった。ココイチで言うなら、大体6辛前後くらいだと思う。
三口喰ったらしゃっくり止まらなくなる、ってくらいに辛い。
なのでちょっとスプーンを止めてたら、彼女から「どうしたの?」と聞かれた(この間、彼女はフツーに超辛いカレーをパクパク食べてた)。
ちょっとカレーが辛くて、と答えると「カレーは辛いものでしょ?」という反応。
さすがに食べないままなのはダメかな、と思って思案してたら醤油の小瓶が目に入ったので、カレーに数滴落としてみた。

で、再度一口食べてみたら、かなり食べやすくなった。
「何やってんの!?」という彼女に「こうやるとカレーってまろやかになるから俺は好きなんだ」って返した瞬間に、
彼女が「ふざけんじゃねぇええぇええぇぇぇえ!!!!」と咆哮していきなり胸ぐら捕まれて椅子から引きずり倒され、
そのまま訳も判らないまま彼女の家から蹴り出されてカギを閉められた。

一体どうしたんだ、何かおかしな事でもあったのか、ってドアの前で聞いても反応ない……なんて生易しいもんじゃなくて、
玄関のドア越しにドシャーン、ガシャーンって音が聞こえてくる。
テーブルとか色々引っくり返したりしてる音だってことは理解できた。
こりゃダメだ、と思ったので携帯で「落ち着いたら連絡欲しい、待ってる」ってメールして、よく分からないままその場は自宅に戻る事に。

家に帰ってからすぐに着信があったので一体どうしたのか聞いてみると
「あなたがここまで無神経で常識知らずなヤツだとは思わなかった。もう同じ空気を吸うのも腹立たしい。今後一切関わらないで」とだけ言って電話切られた。
なんじゃそりゃ、とか思いながら折り返しコールしたりメールで「落ち着いて、まず冷静に話そう」って送ってたが、
返ってきたのは「このメール以降、一件でも着信やメールがあったらストーカーとして警察に届けるからね」
というメールの返信だけだった。

カレーに醤油がそんなにダメな事だったのか?俺のやった事ってそんなに失礼な事だったんか?とか思いながら頭抱えながらその日は寝た。


で、翌朝大学に行った。こっから更に話がややこしくなる。

184: 2014/12/26(金)11:57:48 ID:b0T
結局彼女と顔を合わせることもないまま、授業終わってサークルに顔を出した。
そしたら、彼女が昨日の一件を話したらしい、彼女仲が良かった何人かの人間がムチャクチャ怒って「○○(彼女のこと)を侮辱したんだっ?何考えてんだ!」って詰め寄ってきた。
あまりの剣幕に近くにいたサークル仲間が慌てて止めるほど。
で、事情を知らないサークル仲間から「なんでそんな事になったんか教えてくれん?」と理由を聞かれたので、前日のカレーに醤油の一連を話した。

そしたら「最低!!彼女の作った食事にそんな事やるバカどこにいんだ!?」って返答と「何か問題あんの、それ?」って返答に二分された。
で、「最低」と言った連中が俺と「何が問題?」って言ったヤツらを睨む睨む。
ちなみに「最低」派と「何か問題?」派は比率で言うとだいたい6:4。

■最低派の言い分
・料理は彼女の『作品』。それに手を加えるってことは彼女の料理どころか彼女そのものを冒涜したことになる
・そもそもカレーに醤油って発想が異常
・男は黙って出されたモン無条件で喰え。それが礼儀
・彼女に作ってもらった分際で生意気に味を足そうなんて考えた事がバカの極み
・カレーにはケチャップだよ!醤油なんて邪道!

■何か問題?派の言い分
・『作品』てwwwwwプロのシェフやレストランで頼んだ料理じゃあるまいし、何そんなにムキムキしてんの?
・そもそも味覚の得手不得手くらい誰にでもある
・気に喰わなかったからと言ってたかだか醤油で別れ話に発展するか?
・ホットケーキに蜂蜜かけるかかけないか程度の違いじゃん
・てか和風カレーとか普通にあるだろ。Do you knowカレーうどん?

っていう感じで話は平行線、そのままどちらの集団も険悪な感じになっていき、最後には怒鳴り合いにまで発展した。
詰め寄られてたはずの俺がそいつらをなだめる側に回る、という何とも珍奇な事態に。
「こんなに意見の合わない奴だとは思わなかった」とか「頭の悪いやつには同レベルな人間しかついてこないんだな」とか、
もう当初の話題が完全にあさっての方向に行ってしまってて、最終的に個人個人の特徴に関する罵り合いでしかなかった。

こんなくだらない(発端の俺が言うのも変だとは思うが)事でサークルを真っ二つに分けてしまった俺はどうすればいいんだ、と
悩むが、サークルのトップ(何か問題?派)が気にすんな、別に今まで通りここに居ろ、といったのに対してサブリーダー(最低派)が
「出て行け!」と言い出して泥沼化が亜音速レベルで加速してしまった。
サークルのトップが「こんなくだらない事で(この時点で最低派は「こんなくだらない事とはなんだ!」と噛みついていたが)メンバーを追い出せと騒ぐような奴らと一緒に活動はしたくない」
と言ったことで、願い下げとばかりにほぼ半数のメンバーがその日のうちにサークルに絶縁状を叩きつけた。
で、数日後に彼らは全く同じジャンルのサークルを作って(その時点では未認可だったが、「価値観と意見の違い」という名目で翌年には活動が認められた)、
俺の所属してる方のサークルに真っ向からケンカを仕掛けるような活動を(詳しくは伏せるが、こっちと正反対の内容)しまくった。

結局、たった数滴カレーに醤油を垂らしただけでサークルは修復不可能なレベルにまで分裂、
同じジャンルのサークルが大学内に2つできるという異常事態に発展させてしまい、こんな些細な事でもイザコザの種になってしまうのか、と
冴えない頭ながらも自分がその発端になったことに卒業まで悩むハメになった。

俺はこれが若干トラウマになってしまい、
今ではご飯にふりかけをかける事にも抵抗を抱くようになってしまっている。

ちなみ元彼女(この一件で周囲に俺の悪口雑言を吐きまくり、大学内では彼女を支持する声と俺を擁護する声が半々だったようだ)は、
この騒動から4か月くらい後に理由は不明だが自主退学してしまった。



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