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引用元:(-д-)本当にあったずうずうしい話 第2話
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1418291668/

99: 名無しさん@おーぷん 2014/12/26(金)15:35:02 ID:hJm
年末も押し迫った昨日。
不動産関係の仕事をしているのだが、2年前に競売物件の
一軒家から立ち退きさせた相手方より電話があった。
 当時の破産者の状況は、国家公務員を退職して
退職金が出た途端に嫁に逃げられ、パチンコ
三昧の人生を送っていたが金も尽きて、親戚
から金を借りてはもちろん返さず、そのうちに
家を担保にサラ金から借りまくっての競売だった。
 俺の仕事は、この物件から穏便に破産者を立ち退かす
事だが、行く当ても無い者を穏便に出すには、それな
りの戦略と対処が必要で、追い込めば首を吊られて売り物
にならなくなるし、手を抜けばつけ上がって来る。
 そんな相手を前渡金と称して、1万、2万渡して手なずけ、
受入のグループホームを見つけて引っ越し代程度の立ち退き
料で退去させたのであった。

 それが昨日、いきなり会社に電話があり「覚えていないかも
知れないけど、2年前に競売でお世話になった○○だけど
このままじゃ年を越せない。なんとか1万円貸してくれないか?
勿論、借用書も書くし金利も払う。何とかポケットマネーで・・」
はぁ?と思ったけれど、こいつパチンコやって家まで失くしてるのに
まだ懲りてないんだ。アホでないかい?
取りあえず無碍に冷たくあしらっては神様に叱られると思い、
「黙っていても、ちゃんと正月は来ますから心配要りませんよ。」
と言って断った。人生転落しても、まだ更に転がるやつって居るんだな。





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